10月といえばハロウィーン🎃!!
ですが。。世界的にピンクリボン月間でもあります。
実は私は国家資格を持つ医療従事者でもあります、普段は医療機関でお仕事をしております。
そこで今回は吉祥寺で乳がん検診が受けられる施設をピックアップしていきますね(^^♪
ピンクリボンについて
乳がんの正しい知識を広め、乳がん検診の早期受診を推進することなどを目的として行われる政界規模の啓発キャンペーン、もしくはシンボルのことです。
そして10月はピンクリボン月間、世界規模で乳がん検診の早期受診を呼び掛けています。
私もこの場を借りて、『吉祥寺のみなさま、乳がん検診を受けましょう』と言わせて頂きます(^^♪
早期発見の重要さ
乳がん検診とは乳がんにできるガンをより早い段階でみつけていこうというもの。

日本乳癌学会「全国乳がん患者登録調査報告第29号」より引用
このグラフですが横軸に乳がんの進行度、縦軸に乳がんが発見されてからの10年間の生存率を表しています。
進行度が低い、早期の段階(上のグラフの左の方)で発見されるほど治りやすい特徴を持っています。
どのようにして見つけるのか
よくマンモグラフィー検査とか、乳房エコー検査、視触診とかMRI検査とか聞きますが、どれをうけるのがベストなんでしょうか。
それぞれの検査には得意、不得意があり、また施設によっても検査機器が備えられているかどうかなどの問題もあります。
そこでまずはマンモグラフィー検査を受けましょうという考え方が一般的です。
厚生労働省が指針で定める乳がん検診の内容でも
40歳以上の女性に2年に1度マンモグラフィーを受けることを勧めています。
厚生労働省がん対策情報 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059490.html より引用
これはあくまで国の健診制度利用した場合の指標になりますので、少しでも気になる方は、早めに医療機関に行ってみてもらうことをお勧めします。
乳がん検診は2種類??
①地方自治体などの公共政策として、住民の乳がんによる死亡率を下げるために行われているもの。(上で説明しているものを指します)
集団に対して死亡率の減少を目的としているもの=対策型乳がん検診
*自治体などの補助もあり、比較的低額、無料で受けられる。
②個人の判断で検査内容(マンモグラフィー検査or乳房エコー検査等 組み合わせも可能)を選択できるもの。①のように40歳以上などの縛りがないもの。誰でも受診できる。
個人に対してがんでの死亡を防止することを目的としているもの=任意型乳がん検診
*検査内容を選べ、全額自費あるいは企業の福利厚生費として負担する場合もある。
40歳以上の武蔵野市民は1000円で乳がん検診(マンモグラフィーのみ)を受けることができます!!
上記の①の公共政策を利用することで1000円で受けることが可能です。
*昨年の市の乳がん検診を受診しておらず、40歳以上の方のみです。
この公共政策を利用するにはあらかじめ武蔵野市の健康福祉健康課に申し込む必要があります。また実施医療機関も限定されています。
実施医療機関(4施設)
- 武蔵野健康づくり事業団
- にしくぼ診療所
- 松井健診クリニック吉祥寺プレイス
- メイプルブレストケアクリニック
申し込み方法
武蔵野市健康福祉部健康課に電話、はがき、封筒、電子申請
松井健診クリニック吉祥寺プレイス以外は吉祥寺からはすこし離れていますね( ;∀;)
ちなみに吉祥寺で乳がん検診が受けられる施設は。。
吉祥寺で乳がん検診(マンモグラフィーor乳房エコー検査等 組み合わせ可能)が受けられる施設は4施設
- 吉祥寺ブレストクリニック
- 吉祥寺榊原クリニック
- 松井健診クリニック
- 吉祥寺南病院
乳がん検診のみの受診も可能。
吉祥寺でも数すくない乳腺科を標榜している専門のクリニック。
数年前に開業したため、検査機器なども最新の機械が導入されています。
乳がん検診のみの受診不可。
ドック検査にオプションで付けられる。
女性技師が対応。
乳がん検診のみの受診も可能。
武蔵野市の乳がん検診が利用可能。
ドック検査などと組み合わせて受けることも可能。
女性技師を希望する場合はあらかじめ確認していくことをお勧めします。
4.吉祥寺南病院
乳がん検診のみの受診も可能。
女性技師を希望する場合はあらかじめ確認していくことをお勧めします。
吉祥寺で乳がん検診について調べてみましたが、まだ施設も少なく専門の医療施設や医療スタッフも不足しているのが現状のようです。予防医療を市民が受けたいときに気軽に受診できるような体制になればもっともっと住みやすい街になるのかなって思ったりします。
実は今吉祥寺の病院の病床数が住民の人口と釣り合っていないことも問題視されています。
また調査して記事にしていきたいと思います。
2017年10月記事作成時点での情報です。
情報が入り次第都度更新していきます。